舌下免疫療法
スギ花粉症の新しい治療法(舌下免疫療法)について
日本には、約30%の方が何らかの花粉症を持ち、そのうちの90%がスギ花粉症といわれています。つまり日本全国民の4人に一人がスギ花粉で悩んでいます。
スギ花粉症の方の多くは10~50歳代で、勉強や仕事に忙しい世代であるために、下記のような症状により、日常生活に支障が出ることが大きな問題となっています。
・イライラ感 ・思考力の低下 ・外出への支障 ・疲労感 ・睡眠障害
対症療法(内服薬、点鼻薬、点眼薬)にて症状を軽減させることができますが、それでも症状が強い場合や抗アレルギー薬による眠気で困るケースも少なくありません。
アレルゲン免疫療法
減感作療法とも言われ、アレルギーの原因となるアレルゲンを体に少しずつ入れることで、体を慣れさせてアレルギー症状を緩和する方法です。対症療法だけではなく、症状を治す可能性のある治療方法です。
以前は皮下注射による方法がとられ、頻回の通院が必要でしたが、平成26年より舌下免疫療法が保険適用となり、通院の負担が少なくなりました。